美容師と理容師の違い

美容師と理容師の違い よく間違えやすいのが、美容師と理容師での仕事内容の違いです。双方の仕事は国家資格が必要であり、その資格がなければ仕事に就くことができません。美容師の場合、髪のヘアカットからパーマ、そしてカラーリングや髪のトリートメントなど多種多様な仕事を資格を生かして働くことができます。もちろん、メイクの仕事もすることができるため、成人式や卒業式と行ったイベントのときには、利用者に対してメイクをすることも多いです。主に美容を扱う仕事であるので、髪の毛を切って綺麗にしたり、メイクをして美しく見せたりすることが主な仕事であるのです。他方、理容師の場合にも髪の毛を切ったりすることができますが、前者と大きく異なる点は、カミソリでシェービングを行うことが認められている点です。これは美容師の資格では実施することができないため、大きく異なる点であると言えます。一見似ているようでありながら、仕事内容には違いが見られているのです。

資格取得までは、ほぼ同じ

資格取得までは、ほぼ同じ 国家資格を取得するまでの道のりは資格ごとに異なりますが、美容師と理容師に限って述べると資格取得までの流れはほとんど一緒で、最終的に国家試験に合格すれば資格保有者となって仕事ができるようになります。
理容師や美容師を目指す人は、まずは美容専門学校やビューティーカレッジなどといった名前がついている厚生労働大臣指定の養成施設に入って、知識や技能を学びます。最短の修業年限は2年となっており、卒業試験に合格できれば卒業となります。試験の実施時期は、リハーサルを兼ねて本番の実技試験が行われる前にしている所もあれば、実技を受け終えた後に行う所までさまざまです。
国家試験は2月初旬に実技、3月初旬に筆記が行われ、両方とも基準点に達していれば合格になります。もし合格していた場合は、資格者名簿に本籍地の都道府県名、氏名、生年月日などを登録してもらう手続きを行えば免許の交付が受けられ、4月からヘアサロンなどで働くことができるようになります。